一章;猫の同居、幼馴染み和え

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そんなこんなでホームルームがはじまるチャイムが鳴ったのだが……担任が来ない 「なあ洋二……夏々美さんは?」 「姉貴はいつものように遅刻だ」 ちなみに担任は七瀬洋二の姉貴で天才童顔科学教師こと七瀬夏々美(ななせななみ)さんである いつものと言われるのは夏々美さんは体が弱く遅刻して来ることが多いのである そして三分後 「み……みん…な、おはよ……!!」 教室を死にかけのゾンビのように入って来た髪の毛を腰まで垂らした白衣のロリっ子 この人が七瀬夏々美さんである 明らかに具合が悪そうで死にかけているが暗いキャラではなく、むしろかなり明るい部類に入る。 そして夏々美さんは一言 「休みはいないね……ホームルーム終わり?」 終わって無いです とにかくそれだけ言うと嵐のように夏々美さんは教室から出ていった 確実に保健室だ 「……お前の姉貴凄いな」 「気にしないでくれ……」 それだけ言うと洋二は机に突っ伏してしまった 洋二曰く姉貴の面倒は俺が見ないと死ぬレベル とか言ってたな…… そうして一時間目の数学が始まり俺は睡眠の世界に身を投じたのであった
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