一章;猫の同居、幼馴染み和え

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……… …… … 目が覚めるとお弁当を広げてる奴等がちらほら見受けられるのだがこれはまさか昼休み!? 「……まさか俺は四時間目までずっと寝てたのか!?いや♪そっか集団早弁か」 とりあえず納得できたと思うと 「……大和、あんた正気?」 そこには洋二の席に座ってる飛鳥がゴミを見るような顔で俺を見てくる 「なあ、とりあえず酷くないか?」 「はあ……まあ良いわよご飯食べようよ」 「おう……それは良いのだがいつもの馬鹿は」 「洋二は食堂で食べるって」 ……珍しいいつもは節約とか言っていつもは弁当だから一緒に食べてるのだがなぜに? 「まあ、ふ…二人で食べよ!!」 「おう食うか」 そして俺たちはお互いに弁当をだす 「良いよな飛鳥の弁当は……ちょっと頂戴」 「ん?なんでさ、別にいいけど」 「いや和京さんのご飯はうまいじゃん」 和京さんとは飛鳥の母親で料理教室を開くくらい料理がうまいのだが 「いやいや♪お母さんは今日はお父さんと旅行だよ、だから私が作ったんだ」 世界が止まった気がした、飛鳥の料理は壊滅的を越し破滅的 オムライスに魚の餌のサナギを入れたり餃子に整髪用ワックスが入ってたりと殺人的であるのだがまさか弁当にまで殺人兵器が…… 「で大和は何を食べたい?」 飛鳥はお弁当をそこは紫!!お弁当が紫だと!! こんなの絶対おかしいよ!! 「大和さっきなんか食べたいっていってたけど何食べるの?」 この飛鳥の笑顔が俺の断ると言う選択は無くなっていた……まさに修羅の道だった
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