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それは遥か遠いとこの話―
私は辺境の地、海底レリクスにいた。
目的は調査。未だに未開の地であるここは、もしかしたらなにかあるからかもしれないからだ。
周りには多くの傭兵。
そういう私も傭兵だ。
一人話しかけてきているが、上手く返しておこう。
ん?なんだあの幼―少女は。
親しいおじさんがいるな…親子か?いや、どうやら上司と部下みたいだな。
ドコォォォン!
突然、地震のようなものにみまわれた。
「…しまった」
うっかり逃げ損なったか。
安全の為にドアがロックされた…
ん?あの少女か?
他に人はいないようだし、声でもかけるか。
「ねえ」
「……誰?」
「ああ、そっか。閉じ込められちゃったのあたしだけじゃないんだね」
「ええ」
忘れてもらっては困る。
「何が起きたかって、わかる?」
「…わからないよね。あたしも、いきなりでそれどころじゃなかったし」
…返事する前に話し出すなよ。
ここにいても仕方ないし…奥に行って、出口でも探してみるか。
どうやらこの少女もついてくるらしい。まあ、一人には出来ないか。
「あ、そういえば名前、聞いてないんだけど…」
「私はメデューサだ」
「あ、あたしはエミリア。エミリア・パージバル」
こうして私は彼女と後に、世界の運命を変えるために戦う事となる…
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