第一章

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それは遥か遠いとこの話― 私は辺境の地、海底レリクスにいた。 目的は調査。未だに未開の地であるここは、もしかしたらなにかあるからかもしれないからだ。 周りには多くの傭兵。 そういう私も傭兵だ。 一人話しかけてきているが、上手く返しておこう。 ん?なんだあの幼―少女は。 親しいおじさんがいるな…親子か?いや、どうやら上司と部下みたいだな。 ドコォォォン! 突然、地震のようなものにみまわれた。 「…しまった」 うっかり逃げ損なったか。 安全の為にドアがロックされた… ん?あの少女か? 他に人はいないようだし、声でもかけるか。 「ねえ」 「……誰?」 「ああ、そっか。閉じ込められちゃったのあたしだけじゃないんだね」 「ええ」 忘れてもらっては困る。 「何が起きたかって、わかる?」 「…わからないよね。あたしも、いきなりでそれどころじゃなかったし」 …返事する前に話し出すなよ。 ここにいても仕方ないし…奥に行って、出口でも探してみるか。 どうやらこの少女もついてくるらしい。まあ、一人には出来ないか。 「あ、そういえば名前、聞いてないんだけど…」 「私はメデューサだ」 「あ、あたしはエミリア。エミリア・パージバル」 こうして私は彼女と後に、世界の運命を変えるために戦う事となる…
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