夢…そして友

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それは私が一番嫌いな言葉。 小さい頃から、それはよく分かっている。 というのも、本当に私は他の子とは明らかに違っているから。 髪は栗色のセミロングで、瞳は薄いピンク色だから。 生まれつきこの髪と瞳のおかげで、クラスメートが話し掛けてくれても何だか壊れ物を扱う様に気を使われている感じがする。 だから、私も自然と人との接触を避ける様になり自分の殻を作ってしまった。 でも、京はそんな私の殻をお構いなしに破り、ズケズケと入って来た。ある一言で…”宿題、見せて”。 この一言で。 そして、彼女は言った”あなたの名前は?…んーと?風(ふう)?いい名前だね。だからか、周りの子達とは違う雰囲気があったんだね。でも、今のあんたは、名前に負けてるなー。名前に負けてちゃダメだぞ!名前に相応しい子になれ!” そう独りで話をして、自分のクラスに戻って行った。 私は思い出し笑いをしてしまった。 クスッ
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