-プロローグ-

4/12
前へ
/37ページ
次へ
コウキ… コウキ……!! 「ん……?」 目が覚めたらそこは、知らない天上だった。 畳六畳半といった広さの真四角の部屋に俺はいた。 大きなフカフカのベッドの上で、心配そうに俺を覗く女がそっと口を開いた 「うなされてたみたいだけどダイジョブ?」 夢を見ていたのだろうか…… 背中には大量の汗が染み、シーツを酷く濡らしていた。 「シャワー浴びてくる」 俺はベッドのふちに手をかけ、よろよろと起き上がった。昨日飲みすぎたせいかガンガンと頭が痛い。 もつれ込むように風呂場の扉に手をかけると、そのまま中へと転がり込んだ
/37ページ

最初のコメントを投稿しよう!

15人が本棚に入れています
本棚に追加