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「零士ーー?」
名前を呼ばれてはっと目を開ける。
覗き込むように目の前に翔の顔があった
「おわっ。」
俺は少しビクついた
「おわっ。…て。そこはどうせなら、おわっ!!!!…くらい驚けよな。」
翔が普通の姿勢に顔を戻す
加護零士(かごれいじ)
俺のフルネーム。
横に座っている男は
神田翔(かんだしょう)
声に出して言うのは照れ臭いが俺の親友だ
翔が俺に喋る
「零士、もうそろそろ着くぜー。だから起こしたんだよな俺って優しいよなあ。」
「優しい優しい。から着くまで寝かせて。な…」
俺は翔の言葉を軽く流してまた目を閉じた
と、そのときに俺の携帯が震えた。
着信音が流れる。
メールだ。
確認。
由希菜からだ
【もう着いてるから早く来てなぁ(^^)】
福田由希菜(ふくだゆきな)
女友達。
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