―Ⅰ―

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死の灰が降り注ぎ、多くの人々は病に倒れ、死に至る者達も大勢いた。 この'俺'も死の灰を浴びた内の一人だ。 始めは何が起きたか解らなかった 地鳴りとともに、静かに、そして犇々と空気を伝わり、それは一瞬にして俺たちを呑み込んでいった――。 そんな中、助かった者もいる....。 地下シェルターへ逃げ延びた者達だ。 だが、大半の者はそんな代物を持っている筈もなく....。 この俺もそんな中の一人に過ぎなかっただけだ....。 俺は数日間さ迷い続けた挙げ句、ある研究所施設の前まで辿り着く――そこで俺は遂に行き倒れ、そのまま意識を失った....。 ・
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