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いいヒトぉぉぉ!!!
このヒト、いいヒトぉぉぉ!!
もう涙が止まらないよぉ!!!
「ありがとう…ございます…」
「もう入学式は終わってしまってるけれど、貴方のクラスに案内させるわ」
そう言うとサユリさんは手近な紙をおり紙ヒコーキを折ってソレを飛ばした。
紙ヒコーキは扉の前で止まった。開けてくれるのを待っているかのように。
「それに付いて行ってくださいな。担任の先生には話を通しておきますから」
「あの、いろいろとありがとうございます」
私はそう言って理事長室を後にし、紙ヒコーキに着いて行くと教室の前でニック先生とカイルが待っていた。
「おぉ来たか!ここがお前の教室だぞ」
「なんか凄いな!理事長の養子ってさ!これからもよろしくな、恵美!」
「うん!よろしく、カイル!ニック先生!」
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