プロローグ

11/11
前へ
/321ページ
次へ
いいヒトぉぉぉ!!! このヒト、いいヒトぉぉぉ!! もう涙が止まらないよぉ!!! 「ありがとう…ございます…」 「もう入学式は終わってしまってるけれど、貴方のクラスに案内させるわ」 そう言うとサユリさんは手近な紙をおり紙ヒコーキを折ってソレを飛ばした。 紙ヒコーキは扉の前で止まった。開けてくれるのを待っているかのように。 「それに付いて行ってくださいな。担任の先生には話を通しておきますから」 「あの、いろいろとありがとうございます」 私はそう言って理事長室を後にし、紙ヒコーキに着いて行くと教室の前でニック先生とカイルが待っていた。 「おぉ来たか!ここがお前の教室だぞ」 「なんか凄いな!理事長の養子ってさ!これからもよろしくな、恵美!」 「うん!よろしく、カイル!ニック先生!」
/321ページ

最初のコメントを投稿しよう!

79人が本棚に入れています
本棚に追加