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「ふぁ~、ねみぃ…」
学校の帰り、今日は男鹿と一緒に帰らなかった古市は本屋へと向かった
本屋へ向かう間奇跡的に不良どもに絡まれずに済み安心して本屋の中へ入り本を見ていた
数時間経ち、居すぎていることに気づいた古市はほしい本だけを取りレジに出した
その時だった
『───見つけた』
「え?」
「はい?」
「あ、いえ…」
古市に聞こえた声は受付の人には聞こえていなかったらしく
「ありがとうございましたぁ」
古市は嫌な感じを抱いたまま帰路に戻った
この時はまだ知らなかった
まさか…
《天使の力》を授かるなんて…
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