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『私の代わりをしていただけませんか?』
「はい?」
天使にいきなり代わりと言われても意味が理解できずただただ天使を見ていた
『私はもう長くないのです。ですが私の仕事は魔王のべるぜバブ4世を見張らなくてはならないのです…』
「……見張る?」
『はい、確かに、男鹿辰巳さんが滅ぼさせないと言っても、相手は魔王、何かあってはならないと神により今この地に居るのです』
「……」
話の内容はいち早く理解できたがなぜ俺に?と言う疑問が残ったが、
『男鹿辰巳さんと一番近いあなたにこの力を授ければ、私は安心なのです』
「なるほどな…」
完全に理解できてしまった…
古市は頭を掻きため息を吐いた
『あなたは人などで見えなくなることはありません、ただ…』
「ただ?」
『授ける力が女ならば、授かった力も女なのです。』
「…………それってつまり…」
嫌な予感がすると顔をしかめると
『はい、力を使う時のみ女になります』
「やっぱり…」
予想は的中していた…
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