✨壱✨

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「だから、付いて来なくていいって」 道を歩く私の後ろには黒いスーツをビシッと来た、銀髪の男と金髪の男。 「何、馬鹿なこと言ってんの?」 「ボス、我慢してください」 私はピタリと止まった。 全く…。 今は平日の昼で、人が少なくて良かった。 「ギル、ディー……お仕置きするよ?」 振り返った私は腕を組んで見据えた。 何で、お前は顔を赤くする!? ギルこと、金髪の男が顔を赤くする。毎度の事ながらよくわからない。 「へぇ、やり返すよ?」 この反抗的なのが銀髪のディー。 まぁ、対等に扱ってくれるから良いけど…。 「もう、いい…。ギル、プリン買ってきて」 「分かりました!」 忠犬のように走っていくギルは時々、龍凰と被ってしまう。 龍凰も転生したかなぁ…。 「蓮、早く行こう。ポチがくる前に」 「ちょ!ディー!!」 腕を引かれ、歩く私。半ば無理やりなのは、ギルを気に入らないからだ。 明後日。明後日には会える…。 明後日、私“達”はある学校に転入する。
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