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その様子を見つめる眼がありました。 少年をぶった少女です。 沈んだ面持ちで 微笑みあう国王一家を見つめます。 やがて、人々が舞踏に飽いた頃 広間に数々の豪勢な料理が 運ばれます。 人々が華やかに談笑する中 主役の国王は しばらくの暇(いとま)を告げます。 三日三晩続く祝祭の初日は 国王に親しい極一部の人間と 静かに食事をするのが 慣例でした。
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