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翌日、朝練からボール拾い。放課後も同じだ。10軍から抜け出し、3軍に上がらなければチャンスはない。3軍に上がれば2軍との試合で認められるか、怪我人がでれば2軍に上げてもらえるからだ。
「おーい、そこの太っちょ」
少年はずんぐりむっくりな身体を気にしている。ましてや、太っちょなど論外だ。
「おーい、太っちょ」
ムカついた。どこのどいつだと振り向くと40前後の男が立っている。右手を上げ、こっちへ来いとジェスチャーしている。
少年はムカついたが、近くに行って蹴ってやろうと思い近づく。
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