初まり

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「こらーッ!!早く起きろこのヤロー!!」 「ん…ああ…おはよう…桜……えっ…?……な…なんで桜が俺の家に?」 「零!!なに寝ぼけてんだこのヤロ!昨日、俺の家に泊まれって言ったのどっちだよ!!」 昨日?泊まれ?ああ、思い出した。こいつが不良Aと不良Bに絡まれてた所を助けたんだっけ…それで泊まってけって言ったんだ。 軽く俺たちの自己紹介をします。俺は向井零(むかいぜろ)中3でサッカー部。こいつは山神桜(やまがみさくら)中2のバスケ部である。 俺は桜が中1の入学式の放課後に突然告られた。 断ったがな♪それからだ…桜がしつこく絡んでくるのは。 「桜、今…何時?」 「8時」 「ふ~ん8時か…って遅刻だぞ…」 「え…」 「「ギャアアアア!!」」 急いで仕度をして、家をでた。 「お、零!!ついに桜ちゃんと付き合い始めたのか?」 「…んなわけあるかよ!!」 こいつは炎羅雷鬼。よく俺をからかうが面白くていいやつ 「じゃあなんで一緒に登校してんのかな?」 「ギクッ!っていうか…学校遅刻!」 それから俺たちは、走って学校に行き遅刻をし怒られたことまでは言うまでもない… 「零…彼女できたって本当?」 「夏鈴…誰情報?」 「雷鬼」 「あいつめ…」 この女は篠崎夏鈴。俺の幼なじみだ。けっこう可愛いが付き合ったことはないらしい… 「そーゆー夏鈴は彼氏出来た?」 「あたしゎ~零としか付き合うきないよ☆」 「はあ?」 「な~に照れてんだよ零」
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