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春休みになると
毎日 図書館へいく まゆ。
何度か、将人を見かけていた。
将人も 図書館で
まゆを見かけているが
会話という会話はなかった。
ただ、まゆを見ているだけの
将人であった。
将人が違う本を探している時
まゆは、将人を見ていることに
将人は気づいていなかった。
1年生のクラスメイトのまま
2年生になった。
変わらず、
窓際の席にまゆはいる。
少し離れた所の席にいる将人。
変わらず、
休み時間には、図書室へ
いくまゆ。
帰って来たまゆに声をかけた。
将人「学校にある本は
少ないから、読む本が
なくなるよ」
まゆ「同じの何回も読むから
いいの、平気」
ちょっと、頬を赤くした
まゆが強気に言った。
将人「体育ドッジボール
するって、得意?」
まゆ「負けるの嫌いだから
得意かも?」
少しまゆが、笑った。
将人も、少し笑った。
将人「今年は晴れるといいな」
まゆ「なんでなん?」
将人「天の川見たいねん!」
まゆ「星好きなん?」
将人「めちゃ好きやで」
チャイムで会話が終わる。
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