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一歳半で両親が、
居なくなった
女の子が居ました。
無邪気で、いつも笑顔の
女の子は、母方の祖父母に引き取られました。
祖父母に
育てられてることに、
何の疑問もなく、
ただ純粋で無垢な、
女の子でした。
小学校入学式当日。
あることに、
気づいたのです。
女の子
「おじいちゃん、お父さんってなんやの?お母さんってなんやの?」
ただ、黙っている祖父に、
女の子
「幼稚園の頃にもあったんよ!母の日とか、父の日とか…」
祖父
「これから沢山勉強しなあかんねんさかい、きちんと話聞くんやで!」
女の子は、黙って頷いて、新しい教室の机に
向かった。
この疑問に、
祖父が大きな不安を
抱いた。
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