12人が本棚に入れています
本棚に追加
次の日、学校では
両親が居ない理由などの
質問責めに合い
まゆ「分からへんし、
知らへんし」
ただ、それだけしか
言い返せなかった。
まゆから、少しづつ
笑顔が減り、
無邪気ささえ
日々過ごす中、
減っていった。
ただ、ただ、
勉強だけを熱心にして
友達とさえ
距離を置いていった。
上手く笑うことさえ
出来ず、無表情で冷静
そんな女の子に
変わっていった。
まゆ
(おじいちゃんや
おばあちゃんには
聞けへんし…
学校のことも
言われへんなぁ)
まだ、未発達な心の中に
精一杯押し込んだ思い。
それでも、元気に
学校へ行くまゆ。
授業後、図書室へ行く。
毎日の日課。
沢山の本の中で、
神話に興味を持った
星座の話に興味を持った。
自宅では、祖父が
新しい本を本棚に
買っては並べていく。
祖父母は
気づいてはいた。
(孫は、友達の話を
全くしなくなった)事に
最初のコメントを投稿しよう!