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「晶が午後から学校迎えに来るってよ!確か1時すぎ…だっけ?」
慌てて携帯を開く。
画面の時計は"12:47"
「もう来る!?あぁー化粧直す時間がない!!!!」
急いで鏡を取り出す。
「楊ちゃんメイク薄くしよーよぉ!素材台なしぃ。」
会えば人のメイクに文句をつける。
「もったいない…晶も絶対薄い方が好むと思うんだけどなぁ…」
更に春日の嫌味は続く。
「晶に会うなら余計気合いも入るのぉ…綺麗な彼女でいたいじゃん。」
マスカラを塗りながら適当に返事をする。
「晶がズルイ…俺の為ならもうケチつけない♪」
春日がだだをこねる。
「春日が彼氏なら化粧すらしてやんない。」
冷たくあしらいながら携帯を見たー…
「って1時すぎてる!?春日のせいだからね!ばか!!」
適当に片付け、鞄を春日に無理矢理預ける。
「先生と鞄よろしくね♪」
「えっ!??おいっ!?」
文句を言う春日を背に校門まで
猛ダッシュー………
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