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「お前釣りは好きか?」
サンさんが話し掛ける。
「……やった事無いです」
俺は首を振りながら答える。
「そうか! 釣りは楽しいぞ。これがなかなか釣れないんだよ!」
しばらく釣りの事を語ったサンさんは満足したらしく
「よし! まずは小屋から小船を用意するか」
するとサンさんは小屋に向かった。広大な白銀の自然にポツンと手製の木製で出来た小屋が建っている。
「すまない! 小船を出すの手伝ってくれ!」
俺は小屋に駆け寄る。そこにはいろんな漁の道具が入っていた。その中に2メートル弱の二人乗りの小船がある。
「そっち持ってくれ!」
俺は小船の先端を持ち、運び出す。
「よし! 準備も出来たし釣りだ!」
俺達は船に乗り込み、釣りを始めた。
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