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日が暮れる頃だろう
「よし! こんなとこだろう。これを売りに村に戻るぞ! ……そういえばお前、名前何ていうんだ?」
「ハント・オーリスです」
今ごろ……
「そうか! ハント、集めた魚はあるか?」
「はい、ここに」
俺は籠一杯になった魚を出した。
「随分取ったな! ハント、お前漁師の才能があるな」
サンさんは満面の笑顔だ。
「よし! 帰るぞ!」
ラカンタ村に帰る途中、日は完全に落ち辺り一面暗くなる。
そこに一筋の光が見える。ラカンタ村だ。
「……? ラカンタ村にしては明るすぎる……」
「…………村が燃えてる!?」
俺達は足早に村に駆け寄った。
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