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「ブォォォォーーー!!」
何処からともなくモンスターの咆哮が聞こえる。
「親父! 何やってんだよ!」
俺はそう叫んでいた。そこには四十代の血だらけの男が倒れている。俺の父親だ。
「すまない、やられちまったみたいだ……グッ」
「ふざけんなよ! 親父は強かったんじゃないのかよ! 何でこんな事に」
俺は親父の肩を抱き抱える。
「……これが俺の運命なのかもしれないな……グッハ!」
「馬鹿なこと言ってないで俺の肩に捕まれ!」
「やめろ! ハントだけでも逃げろ!」
親父は俺の手を振りほどく。
「嫌だ親父を置いてはいけない!」
「ブォォーーーーー!」
モンスターは咆哮をあげながら俺達に襲って来る。
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