夢の中

3/3
前へ
/14ページ
次へ
俺は親父に肩をかし洞窟に逃げ込んだ。 「親父! この中なら大丈夫だ! モンスターは入れない!」 俺は親父を寝かせる。しかし、親父の体は至るところが腫れ上がり、各場所を骨折している事がわかる。 「今助けを呼んで来る!」 「よせハント! ……グッ……」 親父は俺の腕を掴み引き止める。 「今出ていったらモンスターの餌食だ!」 「でも! 親父をこのままにしていたら、死んじまう!」 「……待つんだ……グッ……時が経つのを、お前は選ばれし……」 「……親父? ……おやじー!」
/14ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加