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俺はベットから起き上がる。どうやら夢を見ていた様だ。
ここ数日この夢に魘〈うな〉されている。親父が死んで数ヶ月、俺は何故生きてるのか疑問に思う日々が続いていた。
こんな夢ばかり見るなんて、俺も大分病んでるな。
俺は鼻で笑うとベットに大の字で横になった。
俺にはある思いがあった。この街を出ようと思っている。
親父が死んでからの日々、街は変わることのない充実した日々を過ごしている。
一度外に出れば、街は活気に溢れている。
中世の街並みの市場は、魚を売る売り子の可愛らし声が響き、武装屋では武器のデモンストレーションのために中型のモンスターと戦って観せる者もいる。
この武装屋は、市場では最も有名な観光地になっている。
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