第十巻 “傷跡”の疼き

～異国の地に広がる噂～

「Hello, this place is a pavilion of the event in the United States.

Does Mr. Okamizaki have any messages by us？」

いきなり英語か！？

アメリカにいたとは聞いてたけど、奥さんも向こうの人だったんだろうけど！！

「Did Mr. Okamizaki have important worry？」

な…、何か言ってる？こっちも何か言わなきゃ…。

「アイアム！！ノット！！大神崎！！」

「Is it a girl…！？Why is the girl using this telephone…！？

Mr. Christopher.！！The girl is using the telephone of Mr. Okamizaki！！」

何だか…、かなり興奮していらっしゃるご様子で…。

「Hello,アナタハ、ダレデスカ？コノデンワハ、Mr. Okamizakiノモノデハ？」

…！！片言だけど、日本語が来た！！えっと、何から話すか…。

「私は件の友人で榎本といいます！！件に言われて…！！」

「I'm sorry….チョットハヤクテ、ワカリマセン。

A little more slowlyデ、オネガイシマス。」

Slowlyは確か…、ゆっくりな…？あぁ、ややこしい！！

「え～と、マイネームイズ“ユカリエモト”。

大神崎は…、マイフレンドで…、え～っと…、」