裏切り?

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そう言われ、頭に手を置かれる。 ポンっと軽く置かれた手は、自分を落ち着かせるために置かれているとわかった。 「………宮さん?」 振り向いてそこにいたのは、宮原だった。 「フラれたのか?裕に。」 痛いところをついてくる。 「フラれた訳じゃ…!!」 慌てて取り繕うとするが、流れ落ちる涙は繕えない。 「嘘つけ。その涙は何だ?」 ―――汗です!目からでた汗で… 心の中で言い訳をして、はっとする。 ―――宮さん、何で私を? 「俺さ、お前のこと、好きだから。」
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