冒頭

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織田「ばかだな、海は水着ギャルがいるんだぜ?」 田中「!?」 田中は、『その発想はなかった…』という表情で二秒ほど考えた後、 田中「どこの海に行く??」 といった。 夷楢「いや、早ぇーなオイ!!」 田中「あれ?俺最初から海って言って無かった??」 夷楢「言ってないよ」 田中「いや、でも女の子がいる場所に行きたいってことは最初から変わんねぇ」 夷楢「いや、知らんがな…」 俺たちのやりとりを呆れた顔で見ていた織田が井上に、 織田「井上ぇ、お前どっか行きたい所あるか?」 と、聞いた。 井上「別にどこでもついてくよ」 田中がおちょくる。 田中「井上はどこに行ったって女の子に声かけられるからな」 井上「別に、それくらい普通だよ」 田中、あわや玉砕。 三角座りの体勢になってしまいました。 織田「田中、考えてみろよ。井上いないとこのグループ、女子ウケ悪いだろ?」 織田が励ます。 すると、田中はしばらく黙りこんで、何かを想像し、 田中「これからもよろしくな!!」 と、言った 現金な奴…。 そろそろ空が赤に染まってきたので、 ここで、僕が 夷楢「今日はもう帰ろうか」 井上「そうだね」 田中「おぅ」 しかし、いつもなら一緒に帰るはずの四人。 織田は昨日用事だから先に帰って。と言ったので昨日は三人で帰りました。 織田「あ…、わりぃ今日用事が…」 田中「わかったぜ、気をつけてな」 織田「お、おぅ…、じゃな」 ん?んん? 今日もか!? なんか怪しいな…? もしや…!? 織田のいる教室から少し離れた所で俺が、 夷楢「なぁ、織田なんか隠してないか…?怪しいぞ、あの態度」 田中「む?なにがだ??」 と、ここでこいつらに考えていたことを話してみる。 夷楢「織田…、あいつまさか女と…」 田中「なああにいいい???」 田中、鬼の形相。 ここで井上が、 井上「織田なら、昨日M組の女子と帰ってるとこみたぞ?」 確信。 田中「あああああ@#$%?&!…」 夷楢「田中…!?田中!大丈夫か田中!!」 田中、すでに声にならない声で発狂。 夷楢「お、落ち着けって田中…。とりあえず織田を見に行けば何かわかるだろう?」 田中は深呼吸をし、呼吸を整えて、 田中「そ、そうだよな、まだ今日もとは限らないよな…」
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