稜side

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俺は彼女にキスをする。 『稜っ…あっ…』 濃厚なキスをする俺に、彼女は甘い声を出す。 キーンコーンカーンコーン――。 彼女の胸を探り始めたとこで、予鈴がなった。 『教室戻ろうか』 『う、うん//』 彼女が顔を赤らめながら言った。 ―かわいいな…。 俺はそんなことを考えながら、彼女と教室に戻った。 俺の名前は鈴谷稜(すずや りょう)。 聖大天使(セントミカエル)学園に通う高2だ。 父親は国立病院の委員長をしてる。 いきなりだし、自分で言うのもアレだが、俺はモテる。 友達曰く、俺は"イケメン"な上に、女子の心に付け入るのが素晴らしく上手いらしい。 女は選り取り緑、選び放題。 そんな環境のせいか、本気で人を愛したかとがない。 一度は会ってみたいものだ。 俺を、本気にさせる相手に―。
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