イチゴ

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ガーッ 自動ドアが開き 「…らっしゃいませぇ」 やる気の窺えない店員の声に迎えられ 私はズンズンと迷いなく店内を進む。 お菓子コーナーにある、イチゴキャンディーの袋をひっ掴み またもズンズンとレジへ向かう。 「ぁりがと~ございマシタ~」 やっぱりやる気のない店員の声に見送られ、 自動ドアを出た瞬間にはすでに袋を破っていた。 レジ袋はもらってない。 エコね、ECO 両端を捻ってある、ピンク色の包み 3、4粒を一気に剥いて、全部を口の中へ
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