the first snow

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初雪が振ったあの日 君は嬉しそうに笑ってた 両手を上げて雪を掴もうと 楽しそうに背伸びして 僕はそんな君が すごく愛しく見えたから 後ろから優しく包んで ずっと抱きしめた そんな日が続くと思ってた だけど思いははかなく消え 別れはすぐにやってきた だけど僕の隣に君がいた その日々は僕の中で ずっと残ってる 初雪が溶けるように 君は僕の前からいなくなった サヨナラも告げずに 誰かがいった 「初雪を最初に掴むと 幸せが訪れる」 今まで信じていなかった でも今だけでも信じてみようかな ほんの小さな幸せが 僕をみたしてくれるなら 初雪を掴んでみよう
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