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そして、急に渡貫の携帯が震える。
無表情でそれを見ると、渡貫は呟いた。
「ずいぶん調子に乗ってるな…。まぁ、まだあの人には言わないでいてやるよ、木津川光…」
一方、以前光と居た、というので竜童から光の事を聞こうと思った雲雀。
「そうか…。朝倉程の容姿なら確実にあいつは目を付けるな」
光に目を付けられた事を竜童に言うと、竜童はそれを深刻に受け止め、真剣に悩んだ。
「アイツが面食いなのはわかったが、俺みたいなのもアイツの好みなのか?」
雲雀は性別を偽ってこの場にいるため、基本的には本来の性別である女にしか見えない。
確かに光は面食いではあるが、それは“格好いい”顔限定かと思っていた。
要以外の生徒会役員である竜童達もそうだが、他の光信者も格好いい顔をした者ばかりだった。
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