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『…好きだから…』 『好きだから守る。』 『大切なんだ…っ。』 あの頃、弟は中学生で、まだ真新しいブカブカの学ランを着ていたのに 私なんかを必死に守ろうとしてくれた。 男の子の顔を、していた。 裕斗は弟なのに… 弟なのに、あれから意識してしまう自分がいつもいて、どうしたらいいのかわからなくなってしまった。 そして時は経ち、 私達は高校生になった。 、
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