家庭教師

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正直な話、高校なんて行ければどんなとこだって良い。 それが今の私の素直な心境。 部活に熱心に打ち込んでる訳じゃないし、やりたい事も特にない。 それ以前に毎日勉強って柄じゃないもん。 でも両親の考えは私とは正反対。頑張って私を良い高校に入れたいみたい。 ほんと馬鹿みたい。 そんなの本人にやる気が無きゃ無意味だって事に気づかないのかな。 あっ。親も馬鹿だから私も馬鹿なのかな。 うん、そうだよきっと。 きっと。 「麗奈ー? そろそろ聖羅ちゃんがいらっしゃる時間よー?」 そんな事をベッドで横になって考えてたら母親の声が下の階から聞こえた。
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