Chapter1:出逢い # First contact

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「変なシュウ…いこ?」 「ああ…」 俺は釈然としないまま、再び歩き出した 一体、あの頭痛はなんだったんだろうか… 「気に入らないな」 「え?」 「いや、何でもない」 思いがけず、口に出していた様だ。 原因不明の頭痛に、正体不明の声。 全く嫌な予感しかしない * 「おはよーシュウ♪ いやぁ、今日も裕二とお似合いカップルさんだねぇ♪」 「はぁ…毎朝毎朝よく同じセリフがでてくるな、琴音」 教室に着くなり俺達を迎えたのは俺の幼馴染み、斎伽琴音(さいかことね) 斎伽神社の長女で末っ子。兄が二人 斎伽神社ってのは結構有名な神社で、平安時代からずっと続いている由緒ある神社らしい 「んもう…反応がつまらーん」 「はいはい…」 この通り、本人からはそんな由緒は微塵も感じない。 只のお調子者だ。俺からすれば。 だが、俺や祐二以外の奴からすれば魅力的に映るらしい。 こいつも祐二同様、異様にモテる まあ、いくらモテようが俺にとっちゃ只の幼馴染みだ。 俺は琴音を適当にあしらって席に座る 「それよりさぁ…“いつもの”来てるよ?」 「あ?…ああ…いつもの…ね…」 俺は溜め息をつきながら立ち上がる 「僕もだよね…」 祐二も腰が重たそうだ 「頑張ってねー♪二人とも」 ちっ、琴音め…他人事だと思って まあ、ぼやいても仕方ない。確かに他人事だもんな 「えっと…俺達に用ですかね?」 呼ばれた訳じゃ無いが、こう何度も同じ時間に同じ面子で来れば、俺しか居ないだろう 「分かって居る用だな。」 そう言って腕組みをしているのは…えーと…名も無き先輩Aだ。 「今日こそ貴様らを冥府に叩き落としてやる。覚悟しろ!」 …と、メンチをきるこの先輩は確かリア充撲滅委員会。通称『R.E.C.』の幹部らしい。 リア充撲滅委員会…RIAJU Extermination Committee meeting の頭文字をとってR.E.C.って所かな。 無駄に凝ってる
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