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「はぁ…もう来ないで欲しいと言った筈ですが…?」
「貴様の都合なんぞ知ったことか!
我らは仇敵であるリア充の代表格、神埼愁介、並びに佐伯祐二を打ち倒すまで止まらぬ!」
先輩は唾をショットガンみたいに飛ばしながら喋りまくる。
はぁ…大体なんで俺までリア充なんだよ。
リア充は祐二だけで十分だろ
祐二はあのキラースマイルで女の子を虜にし、いつもお菓子を貰っている
しかも『祐二くんを愛でる会』なんてものまでできて、お互い抜け駆けが無いように牽制しあっている状況だ。
要はファンクラブがあるってこと。
それなんてリア充?
「とにかく!貴様らの悪行もこれ…グヘッ!?」
コレまでだ!と続けようとしたであろう先輩の口は最後まで言葉を紡ぐことはなかった
「テメェ…誰だ?人様の領土でなに遊んでんだコラ…」
何故ならこの魔王の通り道を塞いでいたから
「か…桂木…」
「ああ?テメェ…教師に向かって呼び捨てするたぁ…良い度胸だ」
腰の引けた先輩Aの言動に、指を鳴らしてメンチをきる魔王(担任)
その迫力、先輩Aのおよそ百万倍である
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