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光流は目を凝らす。
「本田か?」
「よう!親父さんにココだって聞いて来たんだ。ゆき乃ちゃん、こんにちは!」
髪色の明るい本田は、その性格まで明るい。
「こんにちはー」
自然にゆき乃も笑顔になってしまう。
「なになに、仲良いねー。二人とも」
「は?仕事だ!」
光流はぶっきらぼうに答えた。
「知ってるよー。親父さんに聞いたし。ハハハ」
「あ、本田。昨日はありがとな」
光流は照れ臭そうに襟を正しながら言った。
昨日、六本木のクラブで開かれた光流のバースデーパーティは同級生である本田が主催者だったのだ。
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