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「おう!昨日の誕生日パーティー楽しかったなぁ。お祝いする方の俺まで楽しんじゃったもん。ゆき乃ちゃんも来れば良かったのにぃ」
「え・・・?」
戸惑うゆき乃を一瞥して光流は顔の前で手を振った。
「ダメだ!こいつ未成年だし。それに、123(イチ・ニ・サン)も来てただろ?」
光流は後半部分を小声で言った。
(123って何だろう?)
ゆき乃は光流と本田を見つめながら疑問に思う。
「あぁ怖かったなぁ、麗ちゃん。だったら来なきゃ良いのにな」
そう言って、本田は顔をしかめた。
「なんか俺がヒドい男みたいだろ?」
「はぁ・・・」
光流と本田は同時にため息をつく。
「で?何か用事か?ちょっと俺ら急いでんだけど」
光流は早口で本田に言った。
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