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「藤原、パーティの後すぐに帰っちゃったからさ。プレゼント渡しそびれて持ってきたんだ。」
「マジかよ。お前、女のコみたいな奴だな…わざわざ悪ぃな」
本田はガサゴソとポケットを探り、「これ」と白い小さな封筒のようなものを光流に差し出した。
「え？本田･･･お前･･･」
光流の手には「浅草神社」と書かれた封筒に入ったお守りがあった。
「この前、花川戸でバァさんのお化け退治してくれたじゃん。最近、お祓いが忙しそうだからお守りがいいかなって」
本田は嬉しそうに話す。
「あの･･･本田、俺が浅草神社の神主って知ってる？そんで、このお守りも俺がお祓いしたヤツを売ってるって知ってる？」
「えっ！･･･あっ、そーか！」
本田は「しまった」と頭を抱えた。
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