298人が本棚に入れています
本棚に追加
教室の前に着くと、雅人は「名前呼んだら出てこい」と言い先に教室へと入っていった
ガラガラッ
「「きゃー!!」」
雅人が入ると、悲鳴に近い声が響いた
「先生カッコイイー!!」
「先生抱いてぇー!!」
「うるせーから黙れ!!」
シーン…
さすが先生、一言声を荒げたら生徒黙っちゃった!!
「あーお前ら全員知ってると思うが、今日転校生が来てる。いっとくが手を出したり虐めたりしたらゆるさねえからな。祐希、入って来い」
名前呼び捨てしないでほしいなぁ…恥ずかしいから…
ガラガラッ
「「きゃー!」」
「「美男子キター!!」」
『うっ…ι』
思った以上の声に、思わず祐希は耳を塞いだ
「うるせぇ!!」
「……」
シーン
わぁ、みんな黙っちゃった
「祐希、自己紹介しろ」
「あ、はい。えと、五十嵐祐希、です。よ、よろしく?(コテン」
((((可愛いぃぃぃぃぃ!!))))
なぜ疑問形か分からないが、首を傾げた仕種にクラスの大半は顔を赤くし、残りは下半身を抑えて教室を出ていった
『なんでみんな顔赤いの??なんで教室出ていくの?』
「祐希は気にしなくていい」
『はぁ…』
ある程度の想像はしていたが、実際確かめてみると想像以上だったのか、祐希は苦笑いを浮かべた
最初のコメントを投稿しよう!