プロローグ

2/8
前へ
/176ページ
次へ
  4月のとある昼下がり… 一軒家の玄関の前にグレーのスーツに水色のネクタイに白のワイシャツを来た男がおり、チャイムを鳴らした ピンポーン バタバタバタバタ ガチャッ 「ただい『パパおかえりいっ!!』Σおっと…紗菜?久しぶりなのは分かるが、いきなり飛びついたらダメだろう?(父さんだからよかったものの…)」 『だって、パパに会うの久しぶりなんだもんっ!!(ニコッ』 「そっそうか(か、可愛すぎるぞ我が娘っ///)」 パパと呼ばれた男の名は松田健太、健太に抱き着いた少女の名は松田紗菜 健太はある男子校の理事長を勤めているため、家には帰ってこない そのため、健太はたまに仕事の合間に紗菜に電話をしていた。今回、理事長の仕事に片がついたので、一日だけだが帰ってきたのだ ちなみに紗菜はいま一人暮らしをしており、母親はいない。なぜなら彼女が幼い頃に事故で亡くなってしまったからだ それからは紗菜は叔母と共に暮らしていたが、叔母が病で倒れてから、ずっと一人で暮らしていた  
/176ページ

最初のコメントを投稿しよう!

298人が本棚に入れています
本棚に追加