出逢い

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30分後… 私の周りには恐いお兄さん達の集団が出来上がっていた… 「へぇ…主の従兄弟?可愛いじゃん」 「名前なんてーの?」 「何歳?」 次々に繰り出される質問にどこから答えていいのかわからずパニクっていたら、遠くから低く鋭い声が飛んできた… 「てめぇら何やってんだ?怖がってんだろうが!!」 恐い顔をしながら私の方に歩いてくるその人に、今まで質問していたお兄さん達が焦った表情で頭を下げていた。 その人の顔を見たまま動けなくなっていた私の前まで来ると、腕を掴んで歩き出した。
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