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怒られた…。ん!?
「何その、いきなり現代人っ!??殿様的しゃべりどうしたオイ」
≪余も、この姿で5年は経つからのー。
今時の言葉ぐらい喋れるわ≫
てれびは知らなかったが。と綱吉はドヤ顔で言ってきた。
…なんか無性にむかつく。
≪というわけで元基ッ!
今日から、ここに住まわせてもらうぞ。「はい」か「喜んで」の2択じゃ!≫
この傲慢さ、まさに綱吉クオリティ☆…て、ん???
「え、ええええ!!??言ってんのアンタ!?しかも「はい」か「喜んで」って、結局変わんないし!?」
思わず驚きのあまり立ちあがってさけんじゃったじゃないか!?
あ、近所迷惑だ。
思わず頭を抱えそうになる。
≪余だから仕方ないのじゃ、いさぎよくあきらめい。≫
「しかも、何で俺の名前知ってんの!?」
≪余を誰だと思うておる≫
「意味わかんねぇ!」
「…はぁ、何かもういいや。どうにでもなれ、俺。」
≪ふむ、良き判断じゃ≫
―――こうして、僕とこの生意気なぬいぐるみのちぐはぐな生活が始まった。
第1部 完
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