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「で?それで金使い果して、ここに来た目的であるみっちゃんの誕プレを買えないと?」
「………はい。」
怒ってる。雅樹さんの顔に怒りマークという物がこころなしか見える気がする。
さっき取ったばかりの犬のぬいぐるみを抱きつつ正座しながらそう思った。
雅樹さんのお説教タイム☆(元基さん用ロングver.)
「だから、元基に――――………。「はい」――――――――…………」
「―――「はい」――――――――――…!」「はい」
「―――…!?―――……「ごめんなさい」
「―――――……って言っただろ」「はい」
「―――――――………」「はい。ごめんなさい、もうしません。」
毎回のごとく、今僕は雅樹さんからの説教を受けながらひたすら謝っている。
そんな中僕の友達は
「あーあ、お怒りだー」
「雅ちゃん、怒ると恐いもんねー」
と、気にせず景色を見るようにこちらの様子を眺めていた。
薄情者とは思わない。
…いつもの事だしね。
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