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「まあ、仕方ないから今日は俺が貸すけど……何でその人形欲しかったんだよ?」
雅樹さんがため息をつきながらそう言ってきた。
「んー?何となく?(笑」
この言葉に嘘はない。
……なぜだかわからないが、妙にこのぬいぐるみが欲しくなったんだ。
これかわいいなーと犬のぬいぐるみを見つめながら僕が言うと、
「イダダダダダダダダ!?」
雅樹さんが急に僕の首を絞めてきた。
痛いっ、めちゃくちゃ首が痛いし苦しいです!!!
「…ごめん、俺が馬鹿だったんだな。」
もっと厳しくしなきゃな、と雅樹さんは言って手に力を入れた。
やばいっ!!雅樹さんの目が本気だ、早く謝らないと!!!
「ず、ずびばぜん゛でじだ……」
「わー、元チャンが首絞められてるー(笑」
「笑ってないで止めるぞっ!!!」
慌てて友達が止めに入ろうとする。あっ、やばい。なんか意識が………
「元基!?おい!しっかりしろ!元基~~!!!!」
結局、友達からの説得と僕が誠心誠意雅樹さんに対して謝る事でなんとかその場を収めることが出来た。
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