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―――…
薬を飲みながら3ヶ月目の今日も
飽きもせず確認している君。
ずっと何かに焦り、動揺している。
そんな君を俺はほくそ笑う。
(* ー )「ねぇ…プギャーくん…
まだ、なのかなぁ…?」
( ^Д^)「…さぁな」
(* ー )「だってもう3ヶ月なのに…」
同じ会話と同じ行動。
毎日が繰り返される。
(*;ー;)「なんでぇ…!何でなのぉ…!」
(*;ー;)「足りない、のかなぁ…?」
ヒステリックに怒り出し
泣きべそをかき始める君の声に
俺は、吐き気を催した。
( ^Д^)「…お前は待つ事が苦手なんだろ?」
( ^Д^)「だから泣かずに、おやすみ」
そう言って、俺は立ち去ろうとする。
すると君は俺の裾を掴んだ。
( ^Д^)「おい…なんだよ」
(* ― )「…ね、眠れない…の…」
( ^Д^)「…薬は?」
(* ― )「飲んだよ!でも、眠れない…!」
(*;ー;)「プギャーくんは、一緒にいてくれるよね…!?」
また、いつものように泣き出したコイツ。
それに対して俺は苛立っていた。
( Д )「……なぁ、」
( Д )「俺に何を求めているの?嫌だって言ってるじゃん。
それが綺麗だとか、何だとか、嘘でも言って欲しいの?」
( ^Д^)「…お前は、そんなモンで眠れるのか?」
(*;―;)「……っ」
無いもの強請(ねだ)りをしても無駄だよ。
君が待つ、孕む希望。
( ^Д^)「んじゃあな」
(*;―;)「待っ――」
何かを言われる前にドアで遮った。
夜の寒さが身に染みた。ぶるりと体を震わせる
( ^Д^)「うー…さみぃー」
暗い家路を通りながら、
ふと振り返り、しぃの部屋を見た。
( ^Д^)「(まぁ、ソレが聞こえないのは俺が…)」
( ^Д^)「(……)」
俺はミルクと笑みを零しても
君に産まれる事実を与えない。
END
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