君と夏の終わり。私のおじいちゃん

おじいちゃんの面影

翌日、朝ごはんを食べてから裏山に行こうと思った。

朝ごはんはトーストだった。

パジャマを着替えてワンピにした。

「おばあちゃん～裏山に行ってくるね～」

「は～い」

裏山まではそんなに距離はないけど坂道がキツイ。

街には無い坂道だ。

コンクリートで舗装されているとことアスファルトのとこが有るし、車も１台通るのがやっとだろう。

「ここでも蝉が鳴いてる」

街だとうるさいけど山だとうるさく感じないから不思議だ。

キジトラの猫チハを探す。

「チハ～どこ～」

返事をするわけないか。

どんどん山の頂上へ登って行く。

けっこうキツイかも💧

気が付けば頂上に着いていた。