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ある日風邪を引いた。
最悪なタイミングだといまでも後悔している。
彼女の誕生日が近かった。
ケーキを作るぐらいなら自信があった。
分量まで完全に把握するほどのものではないが、
彼女の好きなチーズケーキを作ってあげようとおもった。
考えがまとまっても、動く体はなく、彼女の誕生日は過ぎてしまった。
あとから作ってみるも、
自分への不甲斐なさに物足りなさを感じ、もっといいものを贈ろうと考えた。
物でなくケーキを贈ろうとした時点で何を考えていたのかはわからない。
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