出会い

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「名前は?君の名前?」 「た・・立花か・・かえで」 いきなり聞かれて声が裏返ってしまった 「緊張しすぎ、かえでちゃん」 男の子に名前で呼ばれるのはなんか照れる 疑問に思ったことを聞いてみることにした。 「ここって本当に花恋のお兄さんの部屋なんですか?」 「どーして?」 「だって机とベッドしかないですし。」 「部屋なんて勉強と寝ることくらいしかすることないし、他に何もいらないでしょ」 「・・・・」 私が黙ってると 「まぁ自分でもかなり殺風景な部屋に住んでると思うよ。友達、部屋に呼んでもすることないしね」 「・・・トランプ。 トランプなら出来ますよ」 私は花恋達とやろうと思って持ってきたトランプを取り出した。 「そうだね、トランプならできるね。・・やる?」 「やりましょう」 「強気だね。行っとくけど僕強いよ」 まさか花恋のお兄さんとトランプする展開になるなんて・・・
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