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「おばあさん助けてたの。かつあげされてたから」 「わぁ‥。ちぃ勇気あるね」 「普通の男ならまだしもおばあさんだしねー。」 へっちゃらというように足取り軽く、ちぃは教室に向かい僕はその小さいけど逞しい背中を追った ────────── ─────── ────   in 教室 「って、山ちゃんしかいないじゃん」 ちぃは机に鞄を叩きつけるように置き、椅子に座った。ちぃは僕と先生の関係を知っている 「裕翔になにもしてないよね?」 「ちゅうしちゃった♪」 「えっ!してない、してない!」 「まぁ、2人が一緒に来た時点で妬いてるけどね」 先生は笑顔なんだけどそういうときに限って妬いてたりする。 「山ちゃんはゆうてぃのこと毎日独占してるくせにーっ」 「だって裕翔は俺の恋人だからね」 _
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