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「そうだ。それが『レイブン』の掟だからな、それじゃあ・・・・・・、作戦開始だ。」
二人は物音を立てる事なく確実に向かって行く。
監視カメラが設置してあるか確認した後、作戦を、開始した。
『AREN』と呼ばれていた少女は、正門にいる警備員達の隙を伺っていた。
(・・・・・・チッ、しょうがない。催涙弾でも使いますか)
『AREN』は、催涙弾を警備員達の足元に向かって静かに転がした。
シューという音が聞こえてから数分後、警備員達は深い眠りに付いていた。
「さて、今から入りますか。あの人は失敗なんかしないと思うけど、大丈夫かな。シロン兄さん・・・」
『AREN』は屋敷の裏門に向かった『KING』と呼んだ青年、いや。自分の兄であるシロンの心配をしながらも、任務を遂行するべく屋敷の中に入っていった。
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